真性女性化乳房の手術の体験談について

もしかして、乳がん?

泳ぐのが好きで中学生から水泳部に所属して、夏には合宿でよく海に行って遠泳をやってました。
そのため、社会人になってからも夏になると毎年友達といっしょに海水浴に行って、鍛えられた上半身を武器に、ビーチで女性をナンパしたり、海水浴を楽しんでました。
30代後半になっても鍛えていたので、引き締まった上半身が自慢でした。
会社ではぴっちりしたワイシャツを着て働いてましたが、急にワイシャツで擦れての乳首に鈍い痛みが走る様になり、触るとしこりが出来てました。
その時はすごく気になりましたが、仕事中だった事もあり、痛みもすぐに引いて、それ以来別に痛みが無かったので忘れてました。
仕事が営業だったので、接待でお酒を飲む機会が多くて、数年前から健康診断で肝臓の数値が高くて、肝機能が低下してましたが、仕事上でお酒断ることが出来ませんでいた。
いつものようにワイシャツを着て夏場にお得意様の営業周りをしている時に、ワイシャツの胸元が湿っているのを見て始めは汗かと思いましたが、乳首からしみ出してくるような感じがしてトイレで乳首を見たら大きく張っていて、乳首を触ると白い液体が出てきました。
乳首の周りも女性の胸のようにお椀型に膨らんでいて、ハリが合ってもしかして男性の乳がんじゃないかと不安になり、午後になって早退して慌てて総合病院に行きました。
どこで診察を受けていいのか解らなかったので、胸部外科で申し込んで診てもらう事にしました。
診察室に行って、医師に事情を話してから、エコー検査などを行った結果、今まで聞いた事のない真性女性化乳房と診断されました。
原因は肝機能の低下で、女性ホルモンが肝臓で分解されずに全身に回り、女性のように乳腺が発達して膨らんだだけなので、肝機能が改善されれば、元に戻ると言われたので安心して帰りました。
それからお酒を控えましたが効果が無く、真性女性化乳房はどんどん大きくなり、左右の胸が女性のように膨らんで大きくなって行き、これじゃ夏に海に行けないし、仕事でワイシャツを着ていて仕事相手にバレるとカッコ悪いので、手術する方法を病院に相談しました。

胸の膨らみが治らない、病院を受診して女性化乳房と判明しました!

高校3年生の頃から胸の膨らみが目立つようになりました。
体育の時間などに着替える時は、なるべく人に見られないように気をつけていたつもりですが、
ついうっかりして友達に見られた時は「女みたいな胸」とからかわれてしまいました。
元々細身の体型で、どうして胸だけがこれだけ肉付きが良いのかわかりません。
ただ、もしかしたら筋トレなどをすると引き締まって、男らしい胸板が作れるのでは?と考えました。

その後は筋トレに励みましたが、お腹周りなどは引き締まるものの、胸に関しては全く変化はありません。
社会人として働くようになると、さらに胸周辺の肉付きが良くなってきて、走ったり運動すると、胸が揺れて痛く感じるほどでした。
自分のような症状の人は他にいないのか?と調べてみたところ、これは女性化乳房かもしれないと自分で考えるようになりました。
たまたま自宅から行きやすい場所に女性化乳房の治療もしている病院がある事がわかり、早速診察を受けに行きました。
普通の大学病院や総合病院へ行くと、私のような症状の場合、乳腺科へ通される事が可能性が高いと思いますが、
私が行った病院は専門としているだけあって、男性の患者さんが数名おられました。

具体的な症状を聞いた訳ではありませんが、私のように男性でありながら胸の事で悩みを抱えている人がいるんだとわかり、
少しホッとしたのを覚えています。
自分の名前が呼ばれ、医師に症状を訴えると、まずはエコー検査をして下さいと言われました。
エコー検査は30分ほどで終わり、再び診察室へ入ると、私の予想通り「女性化乳房です。」と言われました。
真性と偽性の2パターンに分かれるようですが、私の場合は乳腺の発達が原因によるものなので、
筋トレなどをしても治らないと言われました。
人によっては自然に症状が改善する場合もあるけれど、私の胸はかなり膨らんでいるので、
自然治癒は難しいかもしれない、また乳腺を残しておくと男性でも乳がんの可能性が出てきますと言われました。
手術の費用を聞くと、それなりに高額で少し躊躇してしまいましたが、
今後もずっとこの膨らんだ胸を抱えていかなければならない事、またそれによって乳がんのリスクが高くなってしまう事を考慮すると、
やっぱりきちんとした治療を受けるべきだという結論に至りました。

手術はその1か月後に行ってもらいました。
私にとって人生初の手術なのでドキドキしていましたが、全身麻酔だったので、
麻酔を打ってもらった後の事は全く覚えていません。
目が覚めた時には上半身がテープで巻かれており、「無事に終わったんだな」と安心出来ました。
切った箇所は最小限に止めてもらったので、思っていたより術後の痛みも少なかったです。
動くと少し鈍い痛みがありましたが、日帰りで退院し、翌日には出勤も出来ました。
手術から1週間はテーピングとサポーターで傷跡を守り、抜糸した後は自然に回復するのを待ちます。
医師からは「むくみが気になるかもしれませんが、積極的に運動した方が早く改善しますよ」とアドバイスされました。
これまで筋トレをしても全く筋肉がつく事はありませんでしたが、もう邪魔な乳腺は全て取り除いてもらっています。
筋トレに励めば励むほど、男らしい胸板になっていきますよと言われた事が嬉しく、それからは毎日ジムに通って汗を流しました。
その効果は抜群で、半年後にはすっかり引き締まった胸板を手に入れる事が出来ました。
費用は高くついてしまいましたが、ようやく長年のコンプレックスから解放され、良かったと思っています。
誰に見られても恥ずかしくない上半身になり、最近は女性にも積極的にアプローチ出来るようになりました。
これも男としての自信が持てた事によるものが大きいです。

もしかして、乳がん? : 今では海水浴にも行ける

乳房 女性化 真性 / 性分化疾患